こんにちは、視能訓練士の小塚です。診察室へようこそ、今回は、私が当院自慢の最新医療機器をご紹介いたします。(^_^)/
前眼部三次元OCT(トーメー社製 カシア SS-1000)
前眼部三次元光干渉断層計(Optical Coherence Tomography)は、眩しくない 波長1310nmの光源を使用し前眼部(角膜全面・後面、前房、虹彩、隅角、毛様体扁平部、水晶体)のほぼすべての構造を瞬時に立体的画像が得られる検査です。
物を見る時は角膜(黒目の部分を覆う透明な膜)から瞳孔を通りピント合わせを水晶体で行い網膜に像を結びます。 この働きを正常に維持するには目に適切な張りが保たれていなければなりません。その張りを保っているのが眼球の圧力、「眼圧」になります。 眼圧を一定に保つためには、目の中で分泌された水(房水)の産生と排出のバランスが大事になります。
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正常な隅角 | 狭隅角(隅角が狭くなっている状態) |
上の写真は、目の中にある房水が排出される場所の隅角を検査したものです。 緑内障の診断や治療方針を検討することに大変役立ちます。
上の写真は角膜の形を色分布で表したもので、角膜形状解析と言います。
角膜形状解析は豊富な情報があり白内障手術前検査には欠かせません。
前眼部三次元OCTは、白内障や緑内障の他、円錐角膜や角膜白斑、角膜不正乱視などの角膜疾患の診断にも大いに役立ちます。
サージカルガイダンス(JFC社製 SG5000)
人の目は体の向きを変化させる事により回転しますが、JFC社のサージカルガイダンスを用いる事により回転の影響を受けずに精度の高い白内障手術が可能になります。多焦点や乱視用の眼内レンズの正確な固定を可能にし乱視を軽減させる事ができます。
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リファレンスユニットで目の写真を撮影 | データを移行し眼球の動きを自動追尾 |
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手術顕微境にガイドを表示 |